雪で立ち往生!エコノミー症候群に注意! | 2021/01/25
新年明けましておめでとうございます。
富山県では年明け早々に35年ぶりの大雪となりました。
テレビではスタックした車や、渋滞で帰宅できない様子などが連日放送されました。
その中でも特に印象的だったのが高速道路での立ち往生です。
高速道路は一般道のように抜け道もありませんし、
トイレに行きたくなったり、空腹になってもサービスエリアに辿り着くまで我慢するしかありません。
そんな立ち往生の際に気をつけていただきたいのが「エコノミー症候群」です。
エコノミー症候群(エコノミークラス症候群)とは、
窮屈な場所で長時間座っていると、血流の流れが悪くなり、血栓(血のかたまり)ができてしまいます。
その血の塊が歩行時などに剥がれて、血流に乗って肺まで達し、肺の血管に詰まると、
胸や背中の痛みや、息苦しさが出てしまい、最悪の場合は命に関わることもある危険な病気です。
エコノミー症候群の対策としては
①こまめな水分補給
立ち往生してる際、トイレへ行けないため、水分摂取を控える方が多いです。
体内の水分量が減ると、血液がドロドロになり、血管が詰まりやすくなります。
喉が乾く前にこまめに水分補給しましょう。
②シートベルトを少し緩める
シートベルトをきつく巻きすぎると、血管が圧迫され血流が悪くなります。
シートベルトは交通事故の際に命を守ってくれる大切なものなので、
外すのではなく、少し緩めるということを心がけてください。
③足を高く上げる
足を下ろした状態が続くと下半身に血液が溜まってしまいます。
足の下にカバンやタオルを入れて、足の位置を高くすると、心臓に血液が戻りやすくなります。
ただし、走行中に行うのはとても危険なので、渋滞で車が全く動かない時だけにしましょう!
④適度な運動を行う
筋肉が硬くなると血流が悪くなります。
足でグーチョキパーをする。足首を上下に動かす。
足首を回す。ふくらはぎを揉むなどして、血流の流れを良くしましょう。
以上のことに気をつけてください!
冬場はいつ立ち往生しても困らないように、非常食や牽引ロープ、モバイルバッテリー、上着、簡易トイレなどを携帯しましょう。
また、ガソリンも早めに補給して、常に満タンにしておくと安心です!