ゆめたか接骨院【スタッフブログ】

あなたは「スマホ首」や「ストレートネック」になってない? | 2022/06/20

首や肩のこりがほぐれない、頭が重い感じがする、眼の痛みやかすみで集中できない……。
そんな悩ましい不調の原因は、首が正常な位置より前に出てしまっている「スマホ首」かもしれません。

現代人の約8割が発症しているといわれるこのスマホ首。肩こりや眼精疲労だけでなく、自律神経やエイジングに悪影響を及ぼすこともあります。
また、スマホの使用だけでなく、長時間のデスクワークが原因になることもあるため、長時間労働に陥りがちなテレワーク時も、注意が必要です。

スマホやパソコンを長時間使用するなど、うつむく姿勢を続けたとき、私たちは首の後ろ側に違和感を覚えます。
整体やマッサージで、「首の後ろ側のこりをほぐしてほしい」とお願いする人も多いのではないでしょうか。
しかし、実際に大きな異常を起こしているのは、首の前側なのです。

首の前側には「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」という大切な筋肉があります。
この筋肉が前方に引っ張られて過緊張を起こすと、首のこりや頭痛、めまいなどさまざまな不調が引き起こされます。
最近は、うつむいた姿勢でスマホやパソコンを使用し続けて、首が前に出てしまう人が少なくありません。
そのため、この状態は「スマホ首」と呼ばれています。
他にも、料理や掃除などの家事に集中しているときや、子どもを抱えるときなども、前傾姿勢になりやすいため注意が必要です。

スマホ首になると、首・肩こりや頭痛、目の疲れ、猫背、腰痛などの影響が出るだけでなく、最悪の場合はヘルニアになってしまうこともあります。
また、首のしわ、顔まわりのたるみといった美容面にも悪影響を及ぼす他、自律神経失調症になったり、
うつを引き起こしたりするなど、心に影響を及ぼす場合もあります。

例えば、右手を握って手首を曲げてみると、手首側の筋肉が収縮して、強く緊張するのを感じると思います。
「手首側の筋肉=胸鎖乳突筋」と考えると、常に首が前に出た状態であるスマホ首が、首にどれだけ負荷をかけるかがわかりますね。
では、あなたはスマホ首なのかセルフチェックをしてみましょう。

かかと・お尻・肩甲骨・後頭部の4点を壁にピタッと付けて立ってみてください。
このとき、後頭部が壁に付かなければスマホ首といえます。もし後頭部を付けられても、
胸のあたりが詰まって息苦しかったり、姿勢を維持するのがつらかったりするときは、スマホ首が疑われます。

次の項目から3つ以上チェックが入る場合は、早めに対策をしたいところです。
・スマホを使っているときに、首こり、肩こりを感じる
・見上げるとき、首に違和感がある
・首がつまって上を向くことができない
・長時間うつむき姿勢でいて、姿勢を変えることが少ない
・目が疲れやすい
・ドライアイである
・猫背の姿勢がほとんど
・1日5時間以上、スマホやパソコンを使っている
・身体が疲れやすいと感じる
・やる気が起きない
・スマホを枕元に置いて寝ている
・睡眠不足を感じることが多い
・なんとなく身体に不調がある

スマホ首は「ストレートネック」の予備軍です。
正常な首は、頸椎(けいつい)がゆるやかなカーブを描いています。この頸椎のカーブが消失した状態が「ストレートネック」
スマホ首によって筋肉が拘縮して固まり、その状態を放置しておくと、関節が変異してストレートネックに発展します。
ストレートネックは治すのが非常に難しく、最悪の場合は下半身麻痺につながることもあります。
そのような状態に陥らないためにも、正しい姿勢を維持してスマホ首を防ぎましょう。

首は身体の中でも特に大切な部位のひとつです。美しい姿勢や首のカーブを維持し、心身ともに健やかに過ごせるよう心がけていきましょう。

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