成長痛と成長期スポーツ障害の違い | 2021/07/19
皆さんは成長痛と成長期スポーツ障害の違いをご存知ですか?
お子さんが膝周辺の痛みを訴えた際に是非この記事を参考にしてください。
まずはそれぞれの特徴を見てみましょう!
【成長痛】
∇病態・原因:4才〜小学校低学年に多いです。未だに成長痛の原因は解明されていない
∇症状:夕方から夜中にかけて下半身(特に膝周辺)に痛みを訴える。
寝たら朝には痛みが落ち着いており、歩いたり走ったりすることもできる。
レントゲンでは異常はなく、腫れなどもみられない。
∇治療:これをすれば治る!という治療法はないが、
筋肉をほぐしたりすることで痛みが緩和されることがある。
自宅では子供が安心するような声かけや、患部をさすったり、湿布を貼ることで
安心感を与え、痛みが和らぐことがある。
【成長期スポーツ障害】
成長期スポーツ障害と言っても代表的なオスグッドや有痛性外脛骨、リトルリーグ肩など様々なものがありますが、
先ほどの成長痛とは異なり、どれも原因や対処法などがあります。
これについては成長痛と間違われやすいオスグッドシュラッダー病と比較してみます。
∇病態・原因:小学校高学年から中学生くらいの男子に起こりやすく、サッカー、バレーボー ル、バスケ、陸上など
走ったり跳んだりして膝に負担のかかるスポーツが多い。
過度な運動により筋肉の付着部が繰り返し牽引されることで痛みを発症する。
太ももの前にある大腿四頭筋が硬くなると発生リスクが高まる。
∇症状:膝のお皿の下に痛みを訴える。運動開始から痛みが少しずつ増してくる。
運動後は患部に熱感もみられる。重症化すると患部がどんどん隆起してくる。
∇治療:まずは安静にして運動後は患部を冷やし、太ももの前のストレッチを行う。
当院では体のバランスを整え、患部への負担を減らし,
痛みの原因となる筋肉や関節にアプローチしていきます。
成長痛やスポーツ障害でお悩みの方はご相談ください。
柔道整復師 岡田