自律神経について | 2021/09/24
人間の身体には自律神経があります。
自律神経は交感神経と副交感神経の二つあります
〜交感神経〜
◆ストレスの多い状況や緊急事態に際して体の状態を整える(闘争・逃走反応)
◆心拍数を増やし、心臓の収縮力を高め、呼吸がしやすくなるように気道を広げます。
→蓄えられたエネルギーが体から放出され、筋肉に大きな力が入るようになります。
◆手のひらの発汗、瞳孔の散大、体毛の逆立ちなども引き起こします。
◆その一方で、緊急時にあまり重要でない機能(消化や排尿など)を鈍らせます。
〜副交感神経〜
◆エネルギーを温存し、体を回復させる役割があります。
◆心拍数を減らし、血圧を低下させます。
◆消化管を刺激して、食べものの消化や不要物の排泄を促します。
→食べものから吸収されたエネルギーは、組織の修復や形成に利用されます。
主に交感神経は身体の働きを促し、副交感神経は逆に休ませるといった役割を持ち、状況に応じてそれぞれが働くことで、自律神経は私たちの身体を常にベストな状態にしようとしています。
自律神経のバランスが崩れてしまうと次のようなことが起こります
【症状】
*身体的な症状*
身体がだるい、眠れない、発汗、ほてり、動悸(どうき)、息切れ、めまい、頭痛、食欲不振、下痢、便秘など
*精神的な症状*
イライラ、不安、やる気がでない、パニックになりやすいなど
【湯船に浸かり体のケアを行いましょう】
◆ぬるま湯(38℃〜40℃)に10分〜15分、就寝の1〜2時間前に入るようにしましょう。
暑すぎるお風呂は交感神経を有利にさせてしまいます。気をつけましょう。
季節の変わり目は気温や気圧の変化に対応するため、身体の機能を整えようと 一時的に
自律神経のバランスが乱れやすくなります。日常生活の見直しをしながら過ごしましょう
当院でも自律神経のバランス調整メニューがございます。気になる方はぜひお試しください
柔道整復師 谷井