コロナ禍で急増!?スマホ首 | 2021/02/09
最近首や肩の痛み、頭痛、目の疲れなどの症状が増えていませんか?
それはスマホ首(ストレートネック)かもしれません。
新型コロナウイルスの影響で自宅でスマホを使用する時間が増えたことにより、
この1年でスマホ首の方が急増しています。
スマホ首(ストレートネック)とは本来少し弯曲している首の骨が、
まっすぐになってしまうことです。
人の頭の重さは体重の約10%あるといわれています。
頭の重みは首の骨の弯曲で吸収されて、首や肩への負担を減らしているのですが、
スマホ首になってしまうと、首の湾曲が無くなってしまうので、
頭の重みが吸収されずに、首や肩に大きな負担がかかってしまいます。
∇原因
(1)スマホの操作や読書
スマホの操作や読書をする際にはうつむいた姿勢が長時間続きます。
その結果首に大きな負荷がかかるため、スマホ首になりやすくなります。
(2)デスクワーク
デスクワークでパソコンの画面を覗き込むように
前のめりになり、首を前に突き出した状態が続くと、
スマホ首や猫背の原因になります。
(3)枕の高さ
枕が高すぎると、睡眠時に首に大きな負担がかかり、
首や肩の筋肉が緊張してスマホ首になりやすくなります。
∇ストレートネックの症状
首や肩の張りや痛み、頭痛、めまい、吐き気、手の痺れなどがあります。
∇セルフチェック
かかと→お尻→肩甲骨の順で壁に背を向けてまっすぐ立ちます。
この際に後頭部が壁につけば正常です。
少し後頭部が浮くが、意識すれば壁につく方は軽度のスマホ首です。
意識しても後頭部が壁につかないという方は重度のスマホ首です。
∇自宅でのセルフケア
(1)タオルストレッチ
両手でタオルの両端を持ち、真ん中を首の後ろに引っ掛けます。
タオルを前方に引っ張りながら、首を後ろへ倒し、5秒間キープします。
これを5回繰り返しましょう。
(2)顎押し体操
椅子に座ってあごを親指と人差し指でつまむ。
あごに当てた指で、頭を水平にスライドさせるように後方へ押し込む。
これを5回行う。
スマホを使用する際はスマホを目線と同じ高さまで持ってくると、首に負担がかかりません。
デスクワークを毎日される方は1時間に1回は体操やストレッチをして筋肉をほぐしましょう。