年齢を重ねると共に加速する肩こり…その原因とは? | 2022/06/15
どうして肩こりになるのか?
人間は二足歩行をするために、もともと首や腰に負担がかかりやすい体をしています。
首から肩にかけての筋肉が姿勢を保つために緊張し、血行が悪くなって、重く感じるのが肩こりです。
肩こりを引き起こす主な要因としては、筋肉疲労と血行不良、末梢神経の傷などが挙げられます。
それらの要因が単独、または、互いに関連し合いながら肩こりを引き起こします。
筋肉の緊張=人間の肩は重い頭と腕を支え続けています。
首と肩の周辺には、さまざまな筋肉があり、これらは重い頭や腕を支えて立っているだけで、緊張し続けています。
緊張が続くと筋肉が疲れて疲労物質がたまり硬くなります。
それが血管を圧迫して血液の循環を悪くしたり、末梢神経を傷つけたりして、こりや傷みを起こします。
また、血行不良になると、筋肉に十分な酸素や栄養が供給されず、筋肉に疲労がたまって、ますます筋肉が硬くなってしまいます。
更に症状を強くする日常生活動作の誘因として、
・デスクワークなどで長時間同じ姿勢をとっている(VDT作業症候群)
・いすと机のバランスが悪く偏った姿勢を続けている
・かばんをいつも同じ方の肩にかける
・長時間冷房のきいた部屋にいて体が冷えている
などが挙げられます。
普段何げなく生活している中で偏った姿勢を続けたり、緊張した状態を続けたりしていると筋肉が疲労して肩こりが起こりやすくなります。
加齢による骨や腱の衰え=頸部脊椎症、五十肩の症状も一つの原因です。
人間の背骨がゆるやかなS字カーブを描いているのは、重い頭や腕を支えながら二本足で歩けるように、
姿勢を保つため背骨の間には「椎間板」があって、衝撃をやわらげるクッションの役割を果たしています。
年を取ると、このクッションがだんだんつぶれて硬くなり「頸部脊椎症」といわれる状態になり、
これも首や肩の痛み・こりの原因になります。40歳ごろからみられはじめます。
50歳前後に起こる肩の痛みは、「五十肩」の場合があります。「肩関節周囲炎」という病名が使われることもあります。
腕を体の後ろに回すこと、例えば腰の後ろでエプロンのひもを結ぶ動作がしづらくなるなどが特徴で、
腕を上げようとするときに痛みを感じます。
原因は明らかではありませんが、肩関節をとりまく腱の組織が老化して、使いすぎによる炎症が起こっていると考えられています。
その他にも意外と関係の無さそうな病気で貧血、低血圧、高血圧などの症状があるときは肩こりを起こしやすくなります。
また、狭心症や心筋梗塞、胃潰瘍などが原因になっていることもあります。
更に、目の病気がある、視力に合わない眼鏡をかけ続けている、歯のかみ合わせが悪い、
虫歯があって片方の歯でしかものをかめない、などが原因になっている場合もあります。
また、不安・イライラなど長く続くストレスが肩こりを誘発するともいわれています。
ゆめたか接骨院では痛みの症状の原因に合わせた治療はもちろんの事、日常生活動作やご自宅で出来るセルフケアのアドバイスも行っております。本当に大切な体づくりのお手伝いさせていただきますのでお気軽にお問い合わせください。